そのサイトWeb2? Web3? それともWeb2.5???

2022-05-13

Web2-3-2.5

ブロックチェーンを使ったWeb3サイトの見分け方とその仕組みを簡単にまとめました

Web3 サイトの裏側にあるフロントエンドバックエンドスマートコントラクトなどの関係が分かります。Web2 と Web3 の間の特徴をもつものを Web2.5 と呼んでその特徴を説明しています。

Youtube動画:Web3 とは?

解説内容の記事です。目次として利用、時短目的で流し読み、気に入った部分だけYoutubeに戻って視聴など自分のスタイルに合わせてお使いください!

実際にサイトを見ながらWeb2, Web3を見分けていく方法

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はい皆さんこんにちは。このチャンネルは Web3 に関して、最新の海外メディア情報をもとに分かりやすくご紹介していくチャンネルです。

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今日は実際のウェブサイトを見ながら、そのサイトがWEB2のサイトなのかWeb3のサイトなのか、そしてちょっと特徴的でわかりにくいその中間の性格を併せ持つWeb2.5のようなサイトをご紹介したいと思います。

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そのために今回はですね、ここに掲載の6つのサイトと子サイトを使いながらご紹介したいと思います。

楽天トラベルを見てみよう

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まず、楽天サイトですね、楽天トラベルのサイトですね。

rakutentravel
楽天トラベル https://travel.rakuten.co.jp/

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こちらを見ながら、このサイトがWeb2.0なのか、それとも3.0なのかWeb3なのかですね見分けていきたいと思います。

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これはですね前回の動画でも、ご紹介しましたように、Web2.0の特徴が個人情報を提供しなければいけないっていうところが、特徴になりますので、まず会員登録というところがあることからもわかるように、個人情報を提供するということで、楽天トラベルはWeb2.0のサイトだということがわかるわけです。

オープンシーを見てみよう

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では、Web3.0のサイトのはどういうサイトかというと、前回もご紹介しましたオープンシーのようなサイトになります。

opensea
OpenSea(オープンシー) https://opensea.io/

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こちらは先程あった会員登録のようなレジスターというような項目がありません。その代わりに、一番右にマイレットというウォレットを接続する画面が出てきます。このウォレットというのがですねブロックチェインごとにウォレットというものを設定をして、そのウォレットがプライベートキーを持っていることによって、そのブロックチェインのトランザクションにアクセスすることができるようになります。

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つまり、ブロックチェインとコミュニケーションを取るためには、ウォレットを設定しなければならず、逆を言うとウォレットを接続することによって、個人情報を開示する必要がないというWeb3の特徴を表わしています。ということで、このオープンシーのサイトはWeb3のサイトだということがわかります

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このWeb3のサイトでNFTというものを販売しているサイトがオープンシーということになるんですね。

Web3とWeb2のテクニカル面の違いについて理解を深める

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では、今日はこのWeb3とWeb2の仕組みのところのテクニカルな部分をもう少しわかるように説明をしていきたいと思います。そのために2つぐらいですね、テクニカルを説明したサイトを見つけましたので、そちら紹介したいと思います。

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1つ目はこちらnjkhanhさんって言うんですかね、この方のブログにわかりやすい図がありましたので、こちらを
説明したいと思います。

njkhanh
njkhanh https://njkhanh.com/web3-0-the-shift-from-information-publishing-to-reasoning-p5f3137393833

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この図になります。この図の特徴的なところは、Web2とWeb3が横に並んでいて、インターネット、今横になってカーソルを動かしたところですけれども、上はですね両方とも同じなんですね。つまり上の人から見て、ウェブブラウザーがまず最初にあってそこがインターネットの接点になっているんです。

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つまり、人から見てウェブブラウザーを見ていることに関しては、Web2もWeb3も同じということですね。

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だから、楽天トラベルとオープンシーを見ているっていうのはウェブブラウザーを見ているということ
で、人にとっては分からないということになります。で、実際、そのインターネットの向こう側の世界でウェブ2.0とWeb3っていうのは違うということですね。

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テクニカルの部分でもですね向こうの世界で最初に接点になるのは、フロントエンドというところに関しては、JAVASCRIPT や HTML、CSS っていうテクニカルな部分においても、実は全く同じ仕組みになっています。ですので、Web2とWeb3の人との接点の部分に関して身近な部分に関しては何も変わらないということですねで。Web2に関してはそこから先がサーバーがあってデータベースがあるということが特徴になっていて、つまりデータベースに個人情報やその他のデータが各業者ごとに保管されていて、個人情報を提供しなければいけないっていう
Web2の特徴がそこに描かれているわけです。これがWeb2.0の特徴になります。


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一方でWeb3.0っていうのは、サーバーや一つごとのデータベースがない代わりに真ん中のところにですねちょっと字が小さくて見にくいですけれども、イーサリアムバーチャルマシーンというのがあってその裏にブロック
チェーンというのがある
んですね。このブロックチェーンていうのを世界に、世界の各パソコンに分散されていますので、一つのデータベースに依存せず分散されていますということになっています。そのために一つのコンピューターが止まってもですねネットワークが動き続けているし、特定の個人情報を提供する必要がない分散型のネットワークが成り立っているということになります。

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ですので、Web3の世界はそういう意味では匿名性が保たれている、分散型のネットワークということになります。

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Web 2.0 architecture Vs Web 3.0 architecture https://dev.to/itsrakesh/web-20-architecture-vs-web-30-architecture-2ke9

もう一つ、こちらのホームページでテクニカルのところを見てみますと、Web2はさっき言ったようにフロントエンドがあってサーバーがあってデータベースがあるという構成が変わっていません。

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真ん中にサーバーがあって、データベースに個人情報が含まれています。

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我々がリクエストしたものがサーバーで処理をされサーバーからデータベースに依頼を掛けて、データベースからデータがサーバーに返されて、サーバーから我々のブラウザーの方にデータが返ってきて、それを見るというのがWeb2.0の仕組みになっています。

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Web 2.0 architecture Vs Web 3.0 architecture https://dev.to/itsrakesh/web-20-architecture-vs-web-30-architecture-2ke9

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Web3.0に関して、まずブロックチェーン周りのところですね、この後のデータベースに相当するところが大きく書いてるんですけれども、実は大事なポイントってのはスマートコントラクトなんですね。スマートコントラクトっていうところに全ての条件面がプログラミングされていて、スマートコントラクトを通して次がイーサリアムのバーチャルマシーンという中間層がありまして、ここを通してブロックチェーンとコミュニケーションを取る。そこからそこでデータのやり取りを入手したり、書き込んだりっていうことが行われているというのが後の背景にあります

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これちょっとテクニカルの細かいところは難しいので、これ以上は割愛しますけれども、そういう仕組みが
後で働いているということになります。これをもうちょっと大きくしてみると、我々のフロントエンドさっき言ったブラウザーですね。ブラウザーのところで見ている先っていうのから今言ったブロックチェーンの箱のところに至るまでの間に、実はノードプロバイダーというものがもう一層入っているんですね。ここもちょっとテクニカルな話になるんで、それ以上入らないんで、じゃメタマスクって何のアプリなのって言ったら、そのフロントエンドとブラウザーの間の中間に入っているところにメタマスクというのが実は入ってる訳ですね。

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Web 2.0 architecture Vs Web 3.0 architecture https://dev.to/itsrakesh/web-20-architecture-vs-web-30-architecture-2ke9

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このメタマスクの役割は実は何なのかっていうと、上のところに書いています。

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Let’s don’t go too farってことで、そんなにもうテクニカルなところに行くなって書いてあるんで、ここでも説明しないですけれども、太文字で書いてるとこですね、プライベートキーっていうのを使ってサインインをして、トランザクションにアクセスをするそれがメタマスクの役割ですということが書いてあります。

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ですので、個人情報を使うことなくメタマスク、オープンシーで言えば先ほどの画面ですね、メタマスクを通してプライベートキーを使ってトランザクションに接続することができる。ですのでメタマスクはブロックチェーンにアクセスするために必須ツールだということですね。

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それを使ってブロックチェーンの中のネットワークにアクセスをしていくことによって、Web3を体験することが
できるというのが、実は表面的に見たIDを入れる入れないということの裏側にあるもう一歩進んだ仕組みの理解っていうことになります。

プライベートブロックチェインについて理解を深める

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ちょっと分かりにくいものが、実はあるんですね。

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これはさっき言ったように、これ会員登録があります。あ、Web2.0だ!

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会員登録がなくってウォレット接続だ、これはWeb3.0だ!

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この2つだけだったら大変分かりやすいんですけれども、実は楽天の同じサービスで楽天NFTっていうのがあるんですね。

rakutennft
楽天NFT https://nft.rakuten.co.jp/

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NFTってのはノンファンジブルトークンって言ってWeb3.0の世界でも特にこれから期待されている技術の一つになります。これはまさにWeb3.0の仕組みなんですけれども、NFTオープンシーで同じようにNFTっていうものを売っています。

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ですから、これもまさにWeb3.0のものなんですねところが、さっき言った楽天NETの方にちょっと戻ってみたいと思うんですけどもノンファンジブルトークンですね。はい、戻るとですね実は、この画面の右の方を見ていただきたいんですけども、ログイン会員登録っていうところがあるんと思うんですね。

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あれ? Web3.0なのに、何で?ログインとか会員登録しなきゃいけないの?矛盾するんじゃないかと思われるとおもうんですね。

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で、実はこれはそうなんですだから言葉として Web2.5 っていう表現を使ってみたんです。けども、実はこれはですねブロックチェーンの仕組みが違うんですね。

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さっき言ったこの今までWeb3.0って言ったブロックチェーンはイーサリアムっていうブロックチェーンを前提に話をしていました。ブロックチェーンというのは全世界のパソコン、マシーンに分散、完全分散されていた本当にパブリックチェーンと言われるブロックチェーンなんです。

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けれども、楽天のNFTを運営しているブロックチェーンというのは、楽天だけが運営をしているパブリックではない、プライベートブロックチェーンと言われるものなんですね。

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ですので、全てのノードっていうのは、楽天が運営をしています。ですので、実はですねこのサーバーを管理している楽天トラベルの仕組みと、そういう意味ではその中央集権とか分散型という意味での違いっていうのは実はないんですね。ですので匿名性とかそういったところは担保されていないです

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ですので、ちょっと中間的なニュアンスを持ったログインをして会員登録をしなきゃいけない個人情報を出さなきゃいけないっていうところが残っています。

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何でそんなことを変わらなのにサーバー型でやらないのかと、ブロックチェーンをわざわざ使ってプライベートネットワークをするんだろうか?プライベートブロックチェーン使うんだろう?って思うと思うんですけれども、実はこのプライベートブロックチェーンを使ったサービスっていうのは、楽天だけではなくて、他の国でもですね、使われているケースが多々あります。

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それをですね、海外の記事からちょっとご紹介したいと思います。

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これがユーロマネーという海外のメディアなんですけれども、The rise of private blockchains ということで、プライべーとブロックチェーンが使われてきています、ここで例がいくつか挙がっているんですけれども、
ここでウォルマートのケースを挙げたいと思います

EUROMONEY
EUROMONEY https://www.euromoney.com/learning/blockchai
Walmart
EUROMONEY https://www.euromoney.com/learning/blockchai

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ウォルマートっていうのは知っている方も多いと思うんですけれども、大規模なコストコみたいな小売りのアメリカのチェーンですね。そこで何がやりたいかって言うとですねウォルマートっていうのは、このブロックチェーンを作ることによってですね、自社製品の出所の追跡をしたいっていうことでこのブロックチェーンを作りましたと、そのサプライヤーさんにその商品の真正性の証明書を台帳にアップロードしてください。要はレジャー(帳簿)の方に上げてくださいと、ブロックチェーンの方に上げてくださいと、そうすることによって何がもたらされるかって言うと一番最後のところに書いてあるんですけれども、ブロックチェーンを使って within seconds rather than days ということで結局、追跡調査が今まで何日もかかっていたものが、もう瞬時にできるようになるっていうことなんですね。

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だからブロックチェーンの記録システムを使うことによって、品質管理だとかそういったものが効率的になるということを利用して、プライベートチェーンを使うということを始めたんですねだから、もともとブロックチェーン思想っていうのは、パブリックチェーンで匿名性っていうところにあったかもしれないんですけども、パブリックチェーンというプライベートチェーンというまた違った使われ方がされてきているということが最近出てきたということです。

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Webちょっと3、2とはちょっと違うんですね。2と3の間の性格を持ったものが最近出てきたということです。

本日のまとめ

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それでは、本日のまとめに入りたいと思います

まとめ

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まず、WEB2.0は個人情報の入力が求められるサイトはその特徴になります

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Web3.0のサイトの特徴についてはそれはなく、ウォレットと言われるのを接続することで利用ができます。

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ただし、プライベートブロックチェーンを使ったサイトについては、Web2.5 その中間の性格を持ったサイトが現れてきていますということです。

このサイトチャンネルでは引き続き頑張っていきますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします。

Youtube動画概要欄(引用文献情報等)

ブロックチェーンを使ったWeb3サイトの見分け方とその仕組みを簡単にまとめました。 Web3 サイトの裏側にあるフロントエンド、バックエンド、スマートコントラクトなどの関係が分かります。Web2 と Web3 の間の特徴をもつものを Web2.5 と呼んでその特徴を説明しています。

<動画中で引用したサイト>

  • 楽天トラベル https://travel.rakuten.co.jp/
  • OpenSea(オープンシー) https://opensea.io/
  • njkhanh https://njkhanh.com/web3-0-the-shift-from-information-publishing-to-reasoning-p5f3137393833
  • Web 2.0 architecture Vs Web 3.0 architecture https://dev.to/itsrakesh/web-20-architecture-vs-web-30-architecture-2ke9
  • 楽天NFT https://nft.rakuten.co.jp/
  • EUROMONEY https://www.euromoney.com/learning/blockchain-explained/the-rise-of-private-blockchains